園芸アジサイ:白い花2026年07月09日 17:00

ノリウツギ

園芸品種の多いアジサイ。
2025年から、珍しい・きれいと思った花を、
画像に残すようにしています。
撮り貯めた画像を、今年、ブログ「園芸アジサイ:~」
としてまとめてきました。それらの最後として
今回は、白い花のアジサイを集めてみました。

科名:アジサイ科 (Family Hydrangeaceae)
属名:アジサイ属 (Genus Hydrangea)
節名:アジサイ (Section Hydrangea)
特長:落葉低木
は共通事項です。
普段、より下の分類は気にしてないのですが、
まとめる都合上、利用してみました。


●アジサイ亜節 (Subsection Macrophyllae)
 日本のアジサイ(ホンアジサイ、ガクアジサイ、
 ヤマアジサイ)や、それらの園芸品種の大半は、
 このアジサイ亜節に含まれる
そう。
 その中では白い花は無いと思っていたら、
 すでに開発されていました(・o・) 例えば↓

 学名:Hydrangea macrophylla 'Sugar White'
 和名:西洋アジサイ 'シュガーホワイト'
 特長:手まり咲き。装飾花のフチはギザギザ。
    咲き始めはクリーム色だが真っ白に変化する。
    PHによる花色の変化なし。

 今後、気にかけて探してみたいと思います。


●アメリカノリノキ亜節 (Subsection Americanae)
○花色が黄緑→白→くすんだ黄緑と変化するアナベル↓
 アナベル
   └ 2026年6月上旬撮影
 学名:Hydrangea arborescens 'Annabelle'
 英名:Annabelle Hydrangea, Smooth Hydrangea
 和名:アメリカノリノキ、アメリカアジサイ
 別名:アナベル
 原産地:北アメリカ(アメリカノリノキの園芸品種)
 特徴:葉は光沢がなく心形
    春から新しく伸びた枝先に花がつく。
    花期5~9月。花序径20~30cmと大きい。
    装飾花の萼片は3~4枚。
    装飾花の径は1cm、両性花はその奥にある。
    花色が黄緑→白→くすんだ黄緑と変化する。
    土壌のPHによる花色変化が無い


○八重咲きのアナベル↓
 アナベル
   └ 2026年6月中旬撮影
 学名:Hydrangea arborescens 'Hayes Starburst'
 英名:Hayes Starburst smooth hydrangea
 和名:八重咲きアナベル
 別名:ハイエススターバースト
 特徴:花期6~7月。八重咲き。


○葉に深い切れ込みのアメリカノリノキ↓
Green Dragon
   └ 2026/6/1ブログ画像を再掲
 品種:Hydrangea arborescens 'Green Dragon'
 特徴:葉は深い切れ込みがあるが小さめで色が濃い。


○カシワバアジサイ(一重)↓
 カシワバアジサイ
   └ 2026年6月上旬撮影
 学名:Hydrangea quercifolia 'Pee Wee'
 英名:Pee Wee Oakleaf Hydrangea
 和名:カシワバアジサイ 'ピーウィー'(柏葉紫陽花)
 原産地:北アメリカ(園芸品種)
 特長:葉が大きく深い切れ込みがある。矮性。
    花期6~7月。装飾花の萼片間に隙間あり。


○カシワバアジサイ(八重)↓
 カシワバアジサイ
   └ 2026年6月中旬撮影
 学名:Hydrangea quercifolia 'Snow Flake'
 英名:Snowflake Oakleaf Hydrangea
 和名:カシワバアジサイ 'スノーフレーク'(*1)
 原産地:北アメリカ(園芸品種)
 特徴:葉が大きく深い切れ込みがある。
    花期5~7月。花色が白→ピンクに変化する。
    円錐花序で大きく、花序が垂れ下がる。
    人気の品種。


●ノリウツギ亜節 (Subsection Heteromallae)
○樹高が低め↓
 ノリウツギ
   └ 2026年6月下旬撮影
 学名:Hydrangea paniculata 'Living Sugar Rush'
 英名:Panicle hydrangea
 和名:ノリウツギ 'リビングシュガーラッシュ'
 原産地:ノリウツギ系の園芸品種
 特長:樹高50~120cm。葉の色が明るめ
    花期7~9月。円錐花序。秋にはピンク色に。


○樹高が高め(Top画像、2026年7月上旬撮影)
 学名:Hydrangea paniculata 'Grandiflora'
 和名:ノリウツギ 'ミナヅキ'(水無月)
 特長:樹高2~3m。葉は対生。
    花期7~9月。円錐花序。秋にはピンク色に。

 秋の色変化を見てみたいです。


●他の亜節 (Subsection)
 アジサイ節の下の、他の亜節と、
 これまでにブログにしたアジサイを列挙すると、
 次の通りとなるようです(*2)
 過去ブログのリンクを張ってます。

 タマアジサイ亜節:タマアジサイ(残念ながら蕾)
 コアジサイ亜節 :コアジサイ(装飾花なし)、
          ガクウツギ(萼片3枚)、
          台湾トキワアジサイ(*2)
 ツルアジサイ亜節:ツルアジサイ
          イワガラミ(萼片1枚)

 どれも装飾花の色は白でした。


*1 カシワバアジサイ 'スノーフレーク'
 過去ブログ
 2023/07/13, カシワバアジサイ に全体像、
 2026/07/02, 園芸アジサイ:赤い花 に赤強め個体
 の画像があります。

*2 節と亜節の分類
 分類が最新ではなかったり、誤っている可能性も
 あります。特にコアジサイ亜節。
 また台湾トキワアジサイ(カラコンテリギ)の分類は
 諸説あるようです。


関連ブログ:
 2023/06/16, 極端な色のアジサイ
 └ 普通のアジサイの画像もあり
 2023/07/13, カシワバアジサイ
 └ 白からピンクのグラデーションのスノーフレーク
 2024/07/14, 日本のアジサイ、ノリウツギ
 └ 円錐花序
 2024/09/29, 富士山アジサイ ← ノリウツギ系
 └ ほんのりピンク色
 2026/06/01, アメリカのアジサイ ← 白花
 └ 葉に深い切れ込みがあるガクアジサイ
 2026/06/01, 園芸アジサイ:斑入り
 └ 葉、装飾花に斑入り
 2026/06/04, ヤマアジサイのシチダンカ
 └ 八重の装飾花で、中央部の両性化は退化
   日本固有種や外国産のアジサイのリンクあり
 2026/06/05, 園芸アジサイ:装飾花の縁
 └ 装飾花のフチがギザギザ、縁取り
 2026/06/21, 園芸アジサイ:渦アジサイ
 └ 装飾花が上向きに丸まる
 2026/07/02, 園芸アジサイ:赤い花
 └ 装飾花が赤っぽいアジサイを多数
 2026/07/03, 園芸アジサイ:装飾花中央
 └ 装飾花の中央に着目

高木、アカメガシワ2026年07月08日 16:00

アカメガシワ

科名:トウダイグサ科
属名:アカメガシワ属
学名:Mallotus japonicus (L.f.) Müll.Arg.
和名:アカメガシワ(赤芽柏)
原産地:日本、朝鮮半島、中国
特徴:落葉高木。春の若葉が赤い
   花期6~7月。雌雄異株。花弁はない。
   雌花の柱頭は3~4つに分かれ、赤くなる個体も。
   果期9~11月。蒴果。
   裂けると径4mmの黒い光った種子が現れる。


空地、道路脇や線路脇に勝手に生えているだけでなく、
庭にも植わっていたりします。
トウダイグサ科であることと、雌雄異株なのは、
今回調べて初めて知りました。

木によって、花が咲いていたり、無かったり、
花の時期もバラバラな印象です。
また高木なので、花が撮影できる位置にあることが
少なかったです。今回撮れたのは、公園や駅で
階段があったり、幼木に咲いていたりしたものです。


春の赤芽↓
アカメガシワ
  └ 2026年4月下旬撮影

道路の隙間に↓
アカメガシワ
  └ 2026年5月上旬撮影、樹高約20cm

雌花↓
アカメガシワ
アカメガシワ
  └ 2026年6月上旬撮影

膨らみつつある実↓
アカメガシワ
  └ 2026年7月上旬撮影
アカメガシワ
  └ 2026年7月上旬撮影(別の場所)

この↑個体に出会って「雄花に出会わないまま、
すっかり実の季節に変わってしまった」と思った翌日、
雄花を付けた個体(Top画像)に初遭遇となりました!


トウダイグサ科の樹木は生命力が強いですね。


関連ブログ:
 2023/06/16, ナンキンハゼの花? ← 落葉高木
 └ トウダイグサ科ナンキンハゼ属、帰化植物

千両の花2026年06月02日 18:00

センリョウ

科名:センリョウ科
属名:センリョウ属 (Sarcandra)
学名:Sarcandra glabra (Thunb.) Nakai
英名:Glabrous sarcandra herb, Herba sarcandrae
和名:センリョウ(千両)
別名:クササンゴ(草珊瑚)
原産地:日本、東アジア
特徴:常緑小低木。暖地の林内に生える。
   花期6~7月。雌しべと雄しべ1つずつ
   果期12~2月。赤い実。


花弁が落ちて実になりかけの状態かと思いましたが、
これがお正月の縁起物の千両の花だそう(・o・)
センリョウ
  └ Top画像の部分拡大

花弁や蕚は無く、黄緑色が雌しべ(長さ2mm)で、
雌しべから飛び出た薄黄色が雄しべで、その2か所
(少し色が濃い部分)に葯がついているそう。
知りませんでした。

センリョウ科チャラン属のフタリシズカ(二人静)
花に少し似ています。


関連ブログ:
 2024/12/03, 赤い実のマンリョウ ← 万両
 └ サクラソウ科ヤブコウジ属、千両の実の画像あり
 2025/05/11, ヒトリシズカ見つけた!
 └ センリョウ科チャラン属
 2025/06/07, フタリシズカ
 └ センリョウ科チャラン属
---後日追記---
 2026/07/16, マンリョウの花