季節はずれの花の跡 ― 2024年11月13日 22:00
今の時期、目新しい花や実があまりないのですが、
ヘクソカズラが生えていたような場所に、
知らない花を見つけました。
しかし、調べてみると、花ではなく、
ヤマブキ(山吹、バラ科ヤマブキ属)の
花の跡(蕚、ガク)でした(・o・)
ヤマブキは春咲きで、
夏には緑色の実を付け、秋に黒く熟すそう。
そして、園芸種である八重咲のヤマブキには、
実がつかないと。
これは、きれいな蕚で、雄しべの残骸らしきものや、
小さい5粒の緑色の実もついているので、
狂い咲きで秋に咲いた花の跡かな。
ちなみに、黒い実は見当たらず。
でも、鳥が好んで食べる実ではないそう…
夏に、剪定されたかな?
黄色くなった葉はチラホラありました。
今後、気にかけて観察したいと思います。
関連ブログ:
2024/04/07, 花木、ヤマブキ
2024/07/16, ヘクソカズラの花
└ アカネ科ヘクソカズラ属
子宝弁慶草 ― 2024年11月14日 20:00
科名:ベンケイソウ科 (Crassulaceae)
属名:カランコエ属 (Kalanchoe)
学名:Kalanchoe daigremontiana
英名:Devil's backbone, Mother of millions
和名:コダカラベンケイソウ(子宝弁慶草)
別名:シコロベンケイ(錣弁慶)
原産地:マダガスカル
特徴:常緑性多年生多肉植物。気温5度以上で育つ。
葉の縁にムカゴ(珠芽)ができる。
伸びた花茎の先にピンク色の筒型の花が咲く。
6月に、植物園っぽいところで、
学名の名札付きで出会ったのが最初。
別の場所でまた見かけたので、ブログにしました。
花の画像を見ていると、花の付き方や形は、
アメリカで見たCoral Aloe(慈光錦)に
似てそうです。
関連ブログ:
2018/03/15, 181)Coral Aloeの花 ← 橙色の花
└ ツルボラン科アロエ属
2024/07/14, コモチマンネングサ ← 黄色い花
└ ベンケイソウ科マンネングサ属
帰り花のクサノオウ ― 2024年11月15日 22:00
科名:ケシ科
属名:クサノオウ属
学名:Chelidonium majus var. asiaticum
和名:クサノオウ(草の黄、瘡の王)
別名:タムシグサ、イボグサ
原産地:日本、中国、朝鮮半島
特徴:二年草。葉に切れ込みが多い。
4~7月に黄色い4弁花が咲く。花径は約2cm。
ちぎると黄色の汁が出て、これが有毒。
先日、ヤマブキ(山吹)を調べていて、
ヤマブキソウという4弁花があることを知りました。
その後、見かけたのがこれ。
ヤマブキソウかなと思って調べたら、違いました。
しかも、先日のヤマブキ同様、
帰り花(狂い咲き)のようです。
関連ブログ:
2023/12/27, 帰り花のホトケノザ ← シソ科
2024/11/13, 季節はずれの花の跡 ← ヤマブキ