2玉団子状のマキの実2024年02月07日 21:00

イヌマキ

マキの木は知っているつもりでした。
白っぽい緑色の楕円の実がなることも。
でも、赤いのが付いているのを見かけて、
びっくりして調べてみました。

科名:マキ科
属名:マキ属
和名:イヌマキ(犬槇)
別名:マキ
原産地:日本
特徴:葉は、長さ10~18cm、幅8~12mm。
   雌雄異株。花は5~6月。
   雄花は長さ3cmのクリーム色の円柱形
   花托(*)の色が、緑、黄、赤、黒っぽい紫
   と変わり、生で食べられるが、その先の
   白い粉をふいた緑色のは種子で、有毒


ちなみに…
同じマキ属で、ラカンマキ(羅漢槇)がある。
こちらも、別名はマキだそう。
イヌマキより樹高が低く、葉が密生する。
葉が短め(長さ4~8cm)なので垂れない。


マキとイヌマキは別物と思ってました。
それにしても、面白い形の実&種子です。
イヌマキ

最近のブログは「実」が多いですが、
ロウバイ(黄色)は満開で、梅も半分咲いてます。


* 花托(かたく)
 萼片(がくへん、そのまとまりが萼)、
 花弁(=花びら)、雄しべ、雌しべが付く部分。
 花托を食用としているものに、苺や林檎などがある。


---後日追記---
関連ブログ:
 2024/02/10, ロウバイだと思ったら ← 満開の花

ソヨゴの実2024年02月01日 22:00

ソヨゴ

科名:モチノキ科
属名:モチノキ属
和名:ソヨゴ(冬青)
別名:フクラシバ、ソヨギ
原産地:日本、中国
特徴:葉は互生で、葉縁が波打ち、主脈が黄緑色。
   葉の付け根は丸く、葉の先端は尖る。
   雌雄異株で、山では株立ちが多い。
   実の径は8mm程で、4cm程の果柄の先に付く。


昨年泊まった宿の部屋の名前が「ソヨゴ」で、
そんな樹木があることを初めて知りました。

最近、赤い実のなる木を調べていて、
ソヨゴがモチノキ属であることを知りました。
そして、赤い実を気にかけて歩いていたら、
赤い実を付けた本物に(庭木ですが)出会いました。
クロガネモチの実ばかり見ていたので、
大きくてかわいく感じます(^^)


2024/2/12追記:
 山のソヨゴの実は小さめでした↓
ソヨゴ


関連ブログ:
 2024/01/05, モチノキ科の○○ヒイラギ ← モチノキ属
 2024/01/27, ウメモドキの実 ←モチノキ属
 2024/01/30, クロガネモチの実 ← モチノキ属

カナメモチの実2024年02月01日 21:50

カナメモチ

科名:バラ科
属名:カナメモチ属
和名:カナメモチ(要黐)
別名:アカメモチ(赤芽黐)
原産地:日本、中国
特徴:新芽が赤く、落葉前の古い葉も紅葉する。
   5月に枝先に花弁5枚の白い小さい花が咲き、
   12月に、5mmほどの卵型の赤い実がつく。

新芽が鮮やかに赤い品種はレッドロビンとも呼ばれる。


関連ブログ:
 2024/01/24, ピラカンサ ← バラ科の赤い実
 2024/04/25, レッドロビンの花 (後日追記)