科の違うジャスミン2種 ― 2024年04月23日 20:00
白色のハゴロモジャスミンと一緒に
黄色いのも咲いていたので調べてみました。
科名:ゲルセミウム科
属名:ゲルセミウム属 (Gelsemium)
学名:Gelsemium sempervirens
英名:Carolina jasmine, False jasmine
和名:カロライナジャスミン
別名:イエロージャスミン
原産地:北アメリカ
特徴:つる性常緑灌木。紅葉する。有毒。
4~5月に、ジャスミンに似た香りのある
黄色い花をつける。
科名:モクセイ科 (Oleaceae)
属名:ソケイ属 (Jasminum)
学名:Jasminum polyanthum
英名:Pink Jasmine
和名:ハゴロモジャスミン(羽衣耶悉茗、羽衣素馨)
原産地:中国
特徴:つる性常緑灌木。
4~5月に強い香りのある白い花をつけるが、
蕾はピンク。
十数年前に初めて出会ったハゴロモジャスミン。
名前を調べた際、カロライナジャスミンという名前も
記憶していましたが、それが黄色い別物だったとは(^^;
ちなみに…
ジャスミンティーの香りの原料になるのは、
モクセイ科ソケイ属の別の種類、マツリカ
(茉莉花、アラビアジャスミン)のつぼみだそう。
関連ブログ:
2024/03/19, 花木、オウバイモドキ
└ モクセイ科ソケイ属、黄色い花
1日でカタバミ5種に遭遇 ― 2024年04月16日 22:00
2月に初めて出会ったオキザリス・プルプレアが
カタバミ科カタバミ属だと知ってから、
普通のカタバミが気になっていました。
2種は、撮り溜めていたのですが、
今日、都会の住宅地を散策したところ、
5種を見かけたので、まとめてみました。
どれも、ハート型の葉が3枚の、
カタバミ科カタバミ属の多年草で、帰化植物。
曇りの日には花が閉じ、夜には葉も閉じます。
しゅう酸が含まれるため、かじると酸っぱいです(^^)
●カタバミ(片喰、酢漿草、傍喰)
学名:Oxalis corniculata L.
原産地:史前帰化植物
特徴:茎は赤味を帯びる。
オクラのようなサヤに入った種で増える。
●アカカタバミ(赤片喰)
学名:Oxalis corniculata f.rubrifolia
原産地:史前帰化植物
特徴:葉と花の中心部が赤っぽい。
カタバミより、葉も花も小さい。
●ムラサキカタバミ(紫片喰)
学名:Oxalis corymbosa DC.
別名:キキョウカタバミ(桔梗片喰)
原産地:南アメリカ
特徴:花の中心が薄緑色。葯が白色。
鱗茎で増える。
江戸時代に入ってきた帰化植物。
次の2種は、個人的には、最近まで馴染み無し(^^ゞ
●イモカタバミ(芋片喰)
学名:Oxalis articulata Savigny
別名:フシネハナカタバミ(節根花片喰)
原産地:南アメリカ
特徴:花の中心が赤紫色。葯が黄色。
地下茎に芋(塊茎)ができる。帰化植物。
●オオキバナカタバミ(大黄花片喰)
学名:Oxalis pes-caprae L.
原産地:南アフリカ
別名:キイロハナカタバミ(黄色花片喰)
特徴:葉に紫色の斑点がある。
花茎が長く、花径が1.5~3cmと大きい。
鱗茎で増える。その他の総合対策外来種。
カタバミとアカカタバミの雑種で中間色の、
ウスアカカタバミ(薄赤片喰)というのも
あるそう(・o・)
Top画像の…、
左の黄色い花は、アカカタバミ、
(もしくは、ウスアカカタバミかも?)
7時の方向と天を向いたサヤが写っています。
右の薄紫の花は、ガクが大きく、
下唇には黄色の隆起した斑紋があり、茎が緑色なので、
サギゴケ科サギゴケ属のトキワハゼ(常磐爆)。
全体に鮮やかな緑色で細く伸びているのは、
がくの先に白い腺毛があるので、
ナデシコ科ツメクサ属のツメクサ(爪草)?
右のハート型の三つ葉は、カタバミ?
植物の強さを感じます!
関連ブログ:
2024/02/14, カタバミ属の花、オキザリス
└ オキザリス・プルプレア(花が大きい)
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