233)松ぼっくり(更に大きい) ― 2018年05月26日 13:36
アメリカ、カリフォルニア州にある、
セコイア国立公園と、その北隣りの、
キングスキャニオン国立公園で、
巨大な松ぼっくりを見ました。(Top画像)
科名:マツ科(Pinaceae)
属名:マツ属(Pinus)
学名:Pinus lambertiana
英名:Sugar pine
和名:サトウマツ、ナガミマツ
特徴:葉は五葉で、長さは6~11cmくらい。
松ぼっくりは、25~50cmと大きい。
最初に見たのは、セコイア国立公園内で、
子連れのお母さんが手に持ったものでした。
その後、リスにかじられたのは、数個、見ましたが、
珍しくて、皆が持って帰ってしまうのか、
遊歩道沿いには、落ちていません(>_<)
ビジターセンターの奥で、
原形が分かるものをようやく見つけ、
写真を撮ることができました。(Top画像)
反対側は、ちょっと腐りかけでしたが(^^ゞ
キングスキャニオン国立公園では、
Jeffrey pine も多く見ました(↓) ↑これは、誰も拾わない(^_^;)
Ponderosa pine もあったかも。
ちなみに、ジャイアントセコイアも、
小さめの松ぼっくりがなります。
この説明看板(↓)、分かりやすいです(^^)/
看板には、英名・学名・説明が書いてあり、
スペイン語が併記されています。
看板の左から順に、次の通りです。
科名:ヒノキ科 (Cupressaceae)
属名:オニヒバ属 (Calocedrus)
学名:Calocedrus decurrens
英名:Incense-cedar
和名:オニヒバ
科名:ヒノキ科 (Cupressaceae)
属名:セコイアデンドロン属
学名:Sequoiadendron giganteum
英名:Giant sequoia, Giant redwood
和名:セコイアオスギ (ジャイアントセコイア)
科名:マツ科 (Pinaceae)
属名:モミ属 (Abies Mill)
学名:Abies concolor
英名:White fir, Concolor fir
和名:ベイモミ、コロラドモミ
説明看板の右端が、冒頭に書いた、Sugar pine。
参考サイト:
Northwest Native Plant List: Trees
by Hansen's Northwest Native Plant Database
http://www.nwplants.com/business/catalog/listscientificTindex.html
Bull Pine, Pinus ponderosa
by California Native Plant Society, Calscape
http://calscape.org/Pinus-ponderosa-(Bull-Pine)?srchcr=sc5b01e4699030a
関連ブログ:
2017/11/15, 93)三葉の松 (カナリー松)
2018/02/15, 164)松ぼっくり(大きい) ← Jeffrey pine
2018/02/19, 167)松ぼっくり(かじられた)
2018/05/20, 229)ジャイアントセコイア (セコイア国立公園)
2018/05/23, 231)キングスキャニオン国立公園
2018/06/01, 236)スペイン語 (後日追記)
229)ジャイアントセコイア ― 2018年05月20日 11:25
アメリカ、カリフォルニア州にある、
セコイア国立公園に、行ってきました。(5月)
LAのdowntownから車で、約4時間です。
ヨセミテ国立公園(*1)の南に位置し、
大きな木があることで有名です。
Top画像は、「シャーマン将軍の木」
(General Sherman Tree)と名前が付いた、
体積世界一の木で、直径11m、樹齢2,200年!
だそうです。根元に小さく人が写ってます。
同じ画像の根元部分を拡大したのが、これ(↓)
信じられないくらい、大きいです。
科名:ヒノキ科(Cupressaceae)
属名:セコイアデンドロン属
学名:Sequoiadendron giganteum
英名:Giant sequoia, Giant redwood
和名:セコイアオスギ
他に、焼けた跡のある、生きている木(↓)、
二股、三股の大きな木も、ありました(↓)
木の表面は、毛羽立っていて、
押すと引っ込む、柔らかさでした。
葉は、細長く(*2)、実は松ぼっくりのよう
ですが、鶏卵のMサイズより、小さいです(↓) きれいな実は、みんなが拾うのか、
立ち入れるところには、落ちていませんでした。
上の画像は、柵越しに撮りました。
ちなみに…、
このジャイアントセコイアとよく間違えられるのが、
属も、葉の形も違う、レッドウッド(↓)
科名:ヒノキ科(Cupressaceae)
属名:セコイア属(Sequoia)
学名:Sequoia sempervirens
英名:Coast redwood, California redwood
和名:セコイアメスギ
特徴:Giant sequoiaより、幹は細いが、樹高は高い。
霧の多い、海岸沿いに生えるので、
セコイア国立公園では見られない。
園内には、Crystal Caveという洞窟も
あるそうですが、季節的に閉鎖中でした。
見学するには、予約が必要なようです。
また、Tunnel Logという、車で通れる
倒木のトンネルも、夏だけのようです。
*1 ヨセミテ国立公園の巨木
ヨセミテ国立公園内の南西側、
Mariposa Groveという所も、
Giant sequoiaの巨木エリアだそうですが、
私が行った際(3月)は、閉鎖中でした。
*2 ジャイアントセコイアの葉 画像中の黄色い矢印の先が、
落ち葉の根元を示しています。
巨木に似合わず、細くてびっくりです。
まぁ、杉や松も細いですが。
参考サイト:
Sequoia & Kings Canyon
by National Park Service
https://www.nps.gov/seki/index.htm
Sequoiadendron giganteum (needles, comparison)
by Oregon State University
https://oregonstate.edu/dept/ldplants/segi8.htm
関連ブログ:
2018/03/28, 192)ヨセミテ国立公園
2018/05/23, 231)キングスキャニオン国立公園 (後日追記)
2019/01/16, 276)Joshua Tree国立公園 (後日追記)
223)ベル状の花の木 ― 2018年05月14日 11:31
近所に、庭木として植わっている常緑樹です。
葉の形だけで、日本にもあるモチノキ科の木
と思って、気にしていませんでしたが、
5月初旬、ベル状の花を大量に付けました!
ベル状の花が地面に落ちていて、気づきました。
初めて見たので、ネットで調べてみるものの、
日本語のサイトでは、なかなか分からず…
ネット検索キーワードを英語にして、
花の色と思っていた「white」を外して、
やっと見つかりました ! (^^) !
科名:アオギリ科 (Sterculiaceae)
属名:ブラキキトン属 (Brachychiton)
学名:Brachychiton populneus
英名:Kurrajong, Australian bottle tree
原産地:オーストラリア東部
そういえば、幹や枝の先が、緑です。
オーストラリアの木なのですね。
幹は灰色で、わりと滑らかです(↓)
木ごとに、葉の形や花の色が少し違います。
葉は大抵は、卵形ですが、
同じ木でも、尖った部分が3か所ある葉が
付いていたりします(↓)(@_@) 花の内側のピンクが濃いもの(↑)、
花のベル型が長いもの、短いもの(↓) 葉が見えないほど、花が大量に付いた木(↓)、
いろいろな木があります。
花の後は、大きめの硬い殻に包まれた実がなる
ようで、捜してみると、枝に引っかかっていたり、
下に落ちていたりしました(↓)
ちょっと、不気味です(^_^;)
ジャカランダもバウヒニアもそうですが、
LAは、マメ系の実がなる木が多い気がします。
乾燥した気候のせいかな。
木に、大きなサヤが下がっているので、
強烈に、印象に残るせいなのかもしれませんが…
日本では、藤以外、あまりマメは見なくて、
藤は街路樹にはならないですからね。
1年は住まないと、見れないものがあることを
今更ですが、実感しました。
参考サイト:
Brachychiton populneus - (Schott.&Endl.)R.Br.
by Plants For A Future
https://www.pfaf.org/user/Plant.aspx?LatinName=Brachychiton+populneus
関連ブログ:
2017/09/28, 48)花木、ジャカランダ ← 世界三大花木
2017/10/10, 60)花木、バーニッシュワトル ← マメ科
2017/12/08, 114)バウヒニア ← マメ科