準絶滅危惧種のタシロラン ― 2025年06月26日 18:00
科名:ラン科
属名:トラキチラン属
学名:Epipogium roseum
英名:Ghost Orchid, Leafless Nodding Orchid
和名:タシロラン(田代蘭)
別名:タカトリラン(鷹取蘭)
原産地:日本、台湾、中国、熱帯アジア、アフリカ
特徴: 多年草。常緑樹林内に生える。
葉緑素がない腐生植物。
草丈20~50cm。準絶滅危惧(NT)種
花期5~7月。紫色の斑点がある。
枯草かな?と思いましたが、近づいてよく見ると、
吹き流しのような、イワカガミに似た形の花が
たくさんついていました。
腐生植物って、初めて知りました。
関連ブログ:
2025/05/12, 固有種、イワカガミ
└ イワウメ科イワカガミ属、ピンク色の合弁花
イヌシデとサワシバの実 ― 2025年06月26日 19:00
科名:カバノキ科
属名:クマシデ属
学名:Carpinus tschonoskii
和名:イヌシデ(犬四手、犬紙垂)
別名:シロシデ(白四手)、シロソロ(白曽呂)
原産地:日本、朝鮮半島、中国
特徴:落葉高木。雌雄同株。
側脈が平行に伸びて縁に達し、側脈の表側が窪む。
花期4~5月。雌花序と雄花序があり、花弁はない。
実は9~10月に茶色くなる。果穂は4~12cm。
緑色の種が見えます。
種が大きくなるほど、翼(果苞)が広がります。
同科同属に、いずれも蛇腹折りの葉の、
・アカシデ(赤四手):葉柄と新芽が赤い
・イワシデ(岩四手):葉の長さが2~5cmと小さい
・クマシデ(熊四手):細長い葉
・サワシバ(沢柴、別名:サワシデ):
葉の基部が心臓形、基部の側脈が分岐している
たまたま、伐採されたばかりの
サワシバの枝と実を撮っていました↓
└ サワシバの若い実、2025年6月7日撮影
クマシデの実も、サワシバの実に似ているそう。
ビールのホップ(アサ科カラハナソウ属の雌花)のよう。
関連ブログ:
2025/06/08, 垂れ下がる30cm超えの果穂
└ クルミ科サワグルミ属、サワグルミ
2025/06/14, ヤシャブシの実
└ カバノキ科ハンノキ属、蛇腹折りの葉